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原油相場は小動き、FRBと欧州中銀の金利決定に注目:WTIの見通しとは?



  • まちまちの経済指標を受け、今週の原油相場はこれまでのところ、レンジ内で推移

  • フィボナッチの水準に位置するサポートを何度か試しているが、今のところ下値は維持されている

  • FRBと欧州中銀が利上げを実施すれば、景気後退懸念が高まり、WTIを押し下げるのか?

週明けの原油先物相場は、先週金曜の上昇を維持できず、2日の取引に向け、値を下げる展開となっている。

休日の影響を受けたこの日の取引で発表された経済指標の内容はまちまちで、センチメントは揺れ動いた。今週後半に複数の中央銀行による金融政策の決定を控え、市場では手控えムードが広がっている。


中国の国家統計局が1日発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、事前予想(51.4)、前月(51.9)をともに下回った。非製造業(サービス業)PMIも56.4と、予想(57.0)、前月(58.2)より低下した。世界第2位の経済大国の成長見通しがさえなかったことが、原油相場を下押したようだ。

その後、米供給管理協会(ISM)が発表した4月の米製造業総合指数は47.1となり、予想(46.8)、前月(46.3)をともに上回ったものの、好況と不況の分かれ目である50は下回っている。


明るい話題としては、3月の米建設支出が前月比0.3%増となり、予想(同0.1%増)と下方修正された前月(0.3%減)をともに上回った。

米連邦預金保険公社(FDIC)は、JPモルガンが経営危機に陥っていた米銀ファースト・リパブリック・バンクを買収すると発表した。この結果、米国債利回りは上昇したうえ、ドルも幅広く値を上げ、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物を下支えしたようだ。


WTI原油先物は、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成されるOPECプラスが今週初めに日量100万バレルの減産を発表した際に生じた窓開けが埋められた先週半ば以降は、もみ合いの展開となっている。

今後の予定としては、3日に米連邦準備制度理事会(FRB)、4日に欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合がそれぞれ控えている。


両中央銀行とも25ベーシスポイントの利上げというのが大方の予想である。引き締めが見込まれているが、予想が外れた場合、原油相場のボラティリティは上昇する可能性がある。

最新の原油価格は、こちらでご確認いただけます。

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